声だけで性格がわかるの?印象を変える話し方のポイントは?

もし「声を聞いたら性格がわかる」と言われたらドキッとしませんか?

最近では電話だけでなくZoomLINEの利用が増えて、初めての人と声だけでコミュニケーションを取る機会が多くなりました。

声が自分の性格を相手に伝えてしまうとしたら不安になるかもしれませんし、お仕事で声を日常的に使うといった人にとってはより切実な問題でしょう。

そこでこの記事では、声と性格の関係について詳細に解説します。

印象を変える話し方のポイントも紹介するので、声や話し方でより良い自分を表現できるようになりましょう。 

目次

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声と性格の関係の研究結果

声と性格の関係はコミュニケーションの分野で学術的にも研究が進められています。

大学入試センターの内田照久氏、中畝菜穂子氏は「声の高さと発話速度が話者の性格印象に与える影響」(The Japanese Journal of Psychology, 2004年)で実験的に声と性格印象についての研究結果を示しています。

この実験では声の高さ・台詞・話す速度の違う声を合計20種類用意し、参加者がどのような性格の人の声だと感じるかを実験的に調査しました。

統計的に分析をした結果として、声から性格をイメージするときに一定の傾向があることが導き出されています。

以下の5つの角度から分析した結果、情緒不安定性を除く4つの項目で声の特徴との関連性が見出されました。

 

  • 外向性(話し好き、陽気)
  • 情緒不安定性(心配性、悩みがち)
  • 経験への開放性(独創的、想像力がある)
  • 勤勉性(計画性がある、真面目)
  • 協調性(温和、親切)

 

例えば、話す速度が速くて声が高いほど外向性があるという印象を受けた参加者が多いという結果でした。

協調性では話すのが速すぎても遅すぎても、声が高すぎても低すぎても評価が低く、適度な速度・高さがより良い印象につながると示されています。

このような学術研究が論文になって公表されるくらいに声と性格の印象には密接な関係があります。

話し方だけで印象が変わることを念頭に置いて音声コミュニケーションを取るのが大切です。 

声が印象を変える5つのポイント

声が相手に与える印象を変える要素は5つあります。

声による表現力を高めて、本当の自分の性格を伝えられるようにポイントを押さえておきましょう。

声の大きさ

声は大きいほど自信があって責任感も強いという傾向があります。

反対に声が小さいと気が弱く、内気な性格だという印象を持たれるでしょう。

ただ単に声を大きくすればいいのではなく、声が大きすぎると場の雰囲気を理解できない人と思われることもありますので、 状況に応じた適切な音量を出すことを心がけます。

抑揚の大きさ

声に抑揚があるかどうかによって人付き合いをする力や意欲・好奇心の印象が分かれます。

はっきりとした抑揚があってリズムのある声を発する人は付き合いやすいという印象を与えます。

声に抑揚がなくてフラットな人は暗い印象を持たれやすく、感情がなくて意欲や好奇心がなく、付き合いづらいという印象を持たれがちです。

語尾の長さ

語尾を伸ばして話す癖がある人と、はきはきと話す人では印象が違います。

語尾が伸びていると何となくダラダラとしている印象を与えやすく、我慢して頑張るよりも楽な道を進もうとする性格だと思われがちです。

語尾を伸ばさないメリハリのある話し方をする人は自分に自信があり、情熱や意欲があるという印象を与えます。 

話す速度

話す速度は相対的な尺度で、相手にとって心地よいスピードより速いか、遅いかによって印象が変わります。

早口だと思われたときには行動力があるけれどせっかちな性格で、どことなく失敗しそうで怖いと思われるのが一般的です。

ゆっくり話す人は落ち着いて物事を考えていて安心感がある性格だと思われる一方、行動力がないのではないかと不安に感じられてしまう場合があります。 

声の高さ

声の高さは男女で印象に違いがあるのが特徴です。

男性は声が高いと責任感がなくて思慮が足りないと思われがちですが、女性の場合にはコミュニケーション力があると認識されます。

男性は低い声で話すと威厳があって信用できるという印象を与えますが、女性の場合には攻撃的で不信感を抱かれがちです。 

自分の声をチェックしてみよう

声が相手に与える印象は大きくて、どのような性格の人なのかを声だけで判断してしまう人もたくさんいます。

より良い印象を与えられるようにしたい人も、こんな性格の人を演じたいと思っている人も自分の声をチェックしてみるのがおすすめです。

自分の声は他の人が聞いている声とは少し違います。

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録音した自分の声を他の人の声を比較してみると、声の大きさや高さ、抑揚や速度などもよくわかります。

自分の声をもっと良い声にしていきたいと思ったなら、他の人との違いを比較しながら改善していくのがおすすめです。

SAY-Uはアフレコで他の人と気軽に共演できるアプリとして人気があります。

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アニメ動画のアフレコを他のユーザーと一緒にできるため、違いを見つけてより良い声を目指せます。

声によるユーザー同士の交流が活発なアプリなので、自分の声のチェックと改善に使ってみましょう。

まとめ

声の力はとても大きいことがお分かりになったかと思います。

人は声を聞いただけで、相手がどのような性格の人なのかを直感的に考えます。

声の使い方によって相手に与える印象が大きく変わるので、うまく声を活かすということがコミュニケーションを円滑に進めるには欠かせません。

声で性格を表現できるスキルがあれば、声優やナレーターとして生計を立てる道も切り開けます。

人付き合いにも大きな影響があるので、声の力を意識してより良い声を目指していきましょう。

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この記事を書いた人

声に関する情報なら幅広く取り扱う、情報メディア「コエニュー。」の編集部です。宜しくお願いします。

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